FijiのSuva で国境なき医師団に参加していたナースに話を聞いてみた
国境なき医師団での活動後のドクターやナースと話してみた件
ニュージーランドから約3時間半のフライトで到着するFijiに遊びに行きました。
長い付き合いの友人が、Suvaのユニセフで働いているので子連れで会いにいくことに♪
FijiのSuvaにあるユニセフでは元、国境なき医師団(説明文あり↓)で働いていたという同僚を紹介してもらい、
子連れでお家に遊びに行くことになりました。
国境なき医師団は、1971年にフランスで設立。世界各地での医療・人道援助活動が評価され、1999年には、ノーベル平和賞を受賞。
現在は、世界37ヵ所に事務局を設置し、70ヵ国以上で援助活動を行い、年間1000万人以上に医療を提供。 (引用MSF HP)
確かエンジニア枠で国境なき医師団で働いていた、というアメリカ人の旦那さんと、活動中に出会ったというオーストラリア人の奥さん。
旦那からみる奥さんの初印象は、「すっごいえらそう!」だったそうです。
「医療者はMSFでは命令口調で指示してきたりするからなんだよねー」と話していました。
オーストラリアで小児科ナースをしていた奥さんは、
オーストラリアのナースは指示をするのが仕事だし、MSFでは公衆衛生しっかりしたかったし、、などなど、でも一緒にプロジェクトを進めるうちに仲良くなっていったそうです。
本気でこの人と結婚するとは思ってなかったわ~と笑っていました。
今は奥さんはSuvaにあるNGOで勤務、旦那さんは国連で勤務。
国境なき医師団はほぼボランティアみたいなものでお給料が少なかったから、
今の国連のお給料に驚いているそう。
でもMSFでは少額のお金でも生活できるすべを習ったから!と話してくれました。
ご近所に住んでいた元MSFドクターは、Suvaの大学で教えているそうです。
契約が終わったらオーストラリアに戻る予定と。とても謙虚で静かな人でした。
任期が代替2年で、その後どうするか、が結構大事だな~と思います。
その後も国際協力を続けていきたいと思うのか、若かりし頃の思い出として終わるのか。
青年海外協力隊に参加中の方ともお会いしましたが、
皆さん色々と思うところがあって悩んでいるようでした。
元MFNのご夫婦は、出張で1か月留守にするので、いつも来てくれてるベビーシッターを
紹介してくれました。
私達はフィジーに1か月滞在する予定なので、留守にする間、
私の娘を見てくれることになりとってもラッキー♪
ただ、国際協力している人と話すときあるある、が一つありました。
それは・・・
「常に出身大学・学歴をチェックしてくる」
です。
これは日本人にもあったな~と思い出したました。
フィリピンのバギオで出会った日本人、
学生時代国際協力したことがある、が自慢の彼女は
初対面でいきなり「どこの大学出身?」と学歴チェック、
そしてその後態度が激変します。
「私は東大落ちで(有名)大学出身、
可愛そうな途上国の人を助けたいの、あなたは何処の大学出てるの?」
これをバギオにいる日本人全員にして最終的にすごく嫌われていました…。
勿論どの大学出身かとかで、どういうバックグラウンドなのかとか、
共通点とか見いだせたら楽しい質問ですが、
学歴だけで人を見下したり侮蔑した態度、
言動をすることは…
何の意味があるの?と思ってしまいます。
私の知る限り、本当に頭がいいな~とかすごく聡明な人だな~
と思う人は
学歴や職業などで人を見下したりはしません。
病院でも、偉そうなドクターほど何もできない。
自分の失敗ナースになすりつけたり…。
本当にすごいドクターは患者さんにもスタッフにも丁寧で謙虚。
そして今回、国境なき医師団で働いていた(現在国連職員)のアメリカ人の旦那さんにも
「僕の奥さんは公衆衛生の修士号持ってるけど君は?」
あ~きたか~また学歴チェック・・・。
とちょっとうんざりしました。
「修士号は持ってるけど、公衆衛生ではなくて・・・。」とごにょごにょ話してると
オーストラリア人ナースの奥さんが、気を使って励ましてくれました…。
国境なき医師団ではフランス語で業務することもあったと、
フランス語を話せることも自慢のアメリカ人の旦那さん、
でもアジア人の私からしたら、
アメリカ人がフランス語話せる自慢なんて・・・!!
どんなけ似た言語!!
アメリカ人が中国語で医療の業務してたら心底尊敬するけど・・・。
と内心思ってしまった。
彼の場合は自分の研究の話とかいろいろしたくて聞いてきたみたいなので、
そんなに嫌な感じではなかったです。
上記の日本人女子みたいに、あまり感じの悪い人ではなかったけれど、
国際協力機関は結局学歴重視
修士号を持っていないと履歴書すら見ないことも多々あるとか。
NGOなどは別かもですが、夢は国連職員!とかいう人は、学歴取得は必須かも。
もし国際協力機関で働きたい方がいれば、参考になれば幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。