【自分で作る絵本②】グリーフケアの絵本を作成しています。
グリーフケアカードを作成しましたが、
本当にグリーフケアの意味が届いているのか、
少し不安に感じてしまい、
きちんと伝えたい、と思いグリーフケアの絵本の制作をしています。
喪失を経験したあとは、
1日の中で、怒り、罪悪感、色んな感情がこみあげてきて、
前向きになることもあれば、
急に落ち込むこともある、とても混乱する
そんな日々を繰り返していきます。
グリーフケアカードを説明した時に、
「家族を亡くした悲しみを、どうやって乗り越えるか分かった」
と言われたことがあります。
だけど、
私はこのグリーフケアカードは
死別の悲しみを「乗り越える」ために作成したカードではありません。
辛いですが、
悲しみは、悲しみのまま続いてしまいます。
そして、大切な人の誕生日や、行事などが近づくと
「記念日反応」もあります。
なくならない、
消せない痛み、苦しみをもちなが、
それでも前を向いて、日々過ごしていく。
死別の悲嘆は、完全に喪失後の痛みが消失して、
きれいさっぱり治癒してしまうような
そういうものではありません。
悲しみがあふれだしたら、
また向き合い、
そしてまた悲しみ、
それでも生きていく。
一番心配なのは、
辛く苦しいことが多すぎて、感情を麻痺させてしまうこと。
時にはそれも必要な防衛反応ですが、長引くと心に問題が起こってしまいます。
私はグリーフケアカードを、
死別の哀しみをきれいさっぱり消し去るために使ってほしくない
どう表現したら伝わるのか、
一生懸命考えながら絵本を作成しています。
作成過程はまた次回に