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葬儀によるグリーフケア

  
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葬儀によるグリーフケア

葬儀によるグリーフケア

死を弔う特定の行為を死者儀礼といいますが、

日本では仏式で通夜から始まる儀礼が多いです。

 

最近は仏教徒ではない

無宗教で死者儀礼を行う例も増えてきていますが、

献花や遺影を飾る

弔文を読むなどの形式は決まっています。

 

それは死を確認し、受容し、

大切な人の死によって大きく揺らいだ「関係性」の混乱をおさめ、

修復するためには個人が単独で行うことはできず、

周囲の人々との協力や調整を通して行われるからである(寺崎,2010)。

と言われています。

 

沢山の人と、悲しみを共有し、葬儀を行うことで、

儀礼、行事、思い出を語る事がグリーフケアの助けとなる

ということですね。

 

 

日本では、

葬儀後の初七日、七

日ごと四十九日までの法要、

初盆、

年季法要など一連の葬送儀礼は、

遺族の癒しに大きな貢献を果たしています。

死者の思いを語り、

思い出に浸り、

祈る事が悲嘆への重要な癒しとなります。

このように、

儀礼や慣習・行事には隠された癒しの効果がありますが、

やっぱり準備などは大変ですよね・・・。

でも、安易に省略したりすることが、

現代の人たちが孤独になりやすく、

孤立して、癒されない精神的危機に陥って

しまうこともあります。

 

日本では現在、

グリーフケアを積極的に行っている葬儀会社等もあり

葬儀とグリーフケアは欠かせないものだと言えます。

欧米には、葬儀後に引き続く一連の儀礼はありません。

しかし近年、ターミナル期からはじめ、

死後も引き続いて

遺族へのメモリアルサービスを行う終末期医療体制が生まれ、

有料ではあるものの

そのサービスの果たす予防医学的な効果は大きいと評価されています

これはまさに日本の葬儀後の一連の儀礼と類似しています。

葬儀などへの参加の有無は健全な

悲嘆を通過できるかできないかを左右する大きな要因の一つとなるのかもしれませんね

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

誰かの参考になれば幸いです

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