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学位授与機構レポート内容の書き方 具体例:ターミナル看護、尊厳死について

    
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学位授与機構レポート内容の書き方 具体例:ターミナル看護、尊厳死について

短大、専門学校卒のナースが簡単に大学卒になる方法 内容の書き方

 

専門卒のナースが大学卒の看護学士を取るために必要なレポートの書き方を書いています。
今回は具体例を書きます。

テーマが決まり「目次」が書けたら次は内容を書いていきます。

レポートは感想文ではないので自分の考えを相手に納得させるように書いていく必要があります。

そこで簡単な書き方ポイントを書いてみます。

ここでは、例としてターミナル看護、終末期医療に関わりのあるテーマ

「尊厳死という考えについて自分の考えを述べる」

を例として書いて行きます。

  尊厳死にはその人の価値観や信念、信仰が反映されるので、

良いとか悪いとか簡単に言えませんが、

世界→国→政府→個人の順番で考えを整理していくと分かりやすいです。

そして背景や定義から書いてみると書きやすいです。

 

問題の背景を述べる

いきなり自分の意見を述べるのではなく、

最初に「一般論」を書いていくと分かりやすいです。  

一般的に、病気の急性期や慢性期は苦痛に耐えて戦い続ける姿勢が重要といえるが、

終末期には、安楽こそが患者にとっても家族にとっても最大の価値ともいえる。

苦痛に翻弄されて死ぬことを避け、まるで眠るように人生の最後を迎えたいと思う人は多いだろう。」

↑こんな感じで一般論を書きます。

では、 「終末期にある人が、自発的に死を望む場合、

「尊厳」とはどのような意味を持つのか。

~~~の観点から~~尊厳死について述べる」

 

↑こんな感じで問題提起してみます。     

例えば「尊厳死」について述べるときには、

いきなり尊厳死について書くよりも、

そもそも「死」の定義は何?を書いて行きます。 ↓

まず第一に、尊厳死を考える時に重要となる「死」の定義について確認する。 医療の場における死の概念とは、「呼吸停止」「心拍停止」「瞳孔反射の消失」の三徴候により判定されている。 しかし、1997年に臓器の移植に関する法律が施行されてからは、臓器を提供する場合に「脳死」も人の死として認められることになり、脳死によっても死が判定されている。 脳死した人の身体とは、その身体から移植術に使用されるための臓器が摘出されることとなる者であって脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至ったと判定されたものの身体をいう。 つまり、医療現場における死とは「死の三徴候」と「脳死」により判定されている。 引用文献 柏木哲夫 2002『ターミナルケア 系統看護学講座 別巻10

例えば尊厳死を脳死と関連させてレポート書きたいときは  

 

脳死とは、大脳皮質、旧皮質、脳幹のすべてが機能喪失した状態であり、

人工呼吸器を装着する事により生命を維持されている。

しかし、このような状況にある人をはたして「死んでいる」と判定することが出来るのだろうか。  

 

↑ みたいな感じで書いてみると、簡単に文字数が書けます。  

 

「たしかに~である。しかし~だ。」の述べ方

自分の意見だけを主張すると独裁者ですが、反対意見も勿論知ってますよ、

だけど自分は~を 主張します。と書くと読み手が納得しやすいです。    

 

たしかに、死を目前にしたターミナルにある人に、 蘇生術や点滴輸液がむしろその人や家族を苦しめるだけのものでしかない場合もある。 苦痛の軽減のないまま行われる延命治療は、その人の痛みや苦痛を長引かせるだけのものであるといえる。 しかし、これらの延命治療を避ける事と、「人間の尊厳」の名の下「尊厳死を選ぶ」ことは違う。 何故なら~~~は~~で

とかくと書きやすいです。  

終末期医療は当事者やその人の家族の価値観や信念、信仰が反映されます。

看護を続ける中で患者さんの「死」に遭遇すると色々と考えさせられてしまいます。

実際には、その人の個々の状況により治療の方法は異なり、

無意味な延命治療、必要な延命へと 変わっていきます。  

何かを考えるときその言葉の定義や、背景を見ていくと

「あ、だから今これが問題なのか!」と核となる問題が明確になりやすいです。

  難しく考える必要は全然ないです。

ずっと書けない~!と悩んでいるよりも

看護学校時代の 教科書のまとめレポートみたいな感じで書き始めてみましょう。  

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。 

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