グリーフケアとは無理に悲しみを乗り越えようとすることではないです。
グリーフケアで大切なこと
カードを伝えると同時に、
「グリーフケア」というものを本当の意味で伝えていかなければいけないとも思います。
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死別の悲しみというのは決して乗り越えないといけないものではなく、
それを横に置いて、適応していくという概念が大切になります。
しかし「悲しみを乗り越える」ということを主眼に置いて活動されている
大手の占い師さんたちを良く拝見します。
グリーフケアをよく知らずに、
遺族ケアに携わってしまうというのはとても危ういと思います。
悲嘆の過程にも個人差があります。
他者の目には新たな自己を形成して
死別を乗り越えたように見えたとしても心に苦悩を抱え、
何かの折にまた悲しみが強くなる場合もあります。
「よく乗り越えたね」などの声掛けは
遺族を傷つけることもあります。
他者の安易な声かけが悲嘆のプロセスの逆戻しや、
繰り返しを招く危険があることを認識する必要があります。
また、死別を体験した人は決して元の状態に戻るわけではありません。
故人のいない現実に適応しなければいけません。
その上でも悲嘆の最終プロセスを完全に乗り越えた「回復」ととらえるのではなく、
新たな環境への「適応」として見る視点が重要となります。
死別体験者に隣人として出来る事は、
援助するがわの間違ったサポート行動が
ストレスにもなることを十分に頭に入れておいてください。
言葉や態度に注意を払うことと同時に、
遺族が感情を表出出来るように、
話を傾聴し寄り添い、
必要であれば地域のサポートシステム等を紹介したり手助けをすることが大切です。
ここまで読んでい頂きありがとうございました。
誰かの参考になれば幸いです。